昨年の制作状況を反省し、いったんは月に1作品ペースという目標を掲げています。
今月も中盤ですが何とか間に合いました。
この1カ月は気温の変化が大きかったものの、全体的に作業しやすい範囲に収まっていたことが幸いしましたね。
調子を崩すことが予想される夏が来る前に頑張っておきたいところです。
それでは、どうぞ。
しっかりコロコロらしい仕上がりのギャグ漫画『ウマ娘 ピスピス☆スピスピゴルシちゃん』から「ナカヤマフェスタ」

タイトル:『負けたぜ…。』
制作時間:43.5時間
『ウマ娘 ピスピス☆スピスピゴルシちゃん(ピスゴル)』は週刊コロコロコミックで連載中の、『ウマ娘プリティーダービー』スピンオフ作品。
ウマ娘たちが幼稚園児になった世界線のギャグ漫画です。
作者は柴田直樹さん。
久しぶりにギャグ漫画を追っていますが王道で面白いです。
コロコロらしいテイストに仕上がっており、「スーパーマリオくん」や「うちゅう人 田中太郎」といった往年の名作を思い出しました。
ストーリーにギャグがちゃんと乗っかって進行していく感じ。
「物語のテンポが阻害されるからギャグ漫画は苦手」という方は、こういう作品から挑戦していただきたいです。
登場人物がヒト中心というのもお勧めポイント。
『ウマ娘プリティーダービー』の舞台は基本的にトレセン学園なので、大抵はモブもウマ娘です。
対するスピゴルは幼稚園の先生から同級生まで全てヒト。
ヒトとウマ娘の交流を最も描いているスピンオフ作品ではないでしょうか。
トーセンジョーダンがつるんでいるギャル友達がヒトというのにはとりわけ感動しました。
主人公はゴールドシップ!関係性が濃いウマ娘の姿も!

漫画のタイトル通り主人公は「ゴールドシップ」。
勝負服を思わせる真っ赤なスモックで登場します。
準レギュラーキャラとしてメジロマックイーンやスペシャルウィーク、トーセンジョーダンといったウマ娘も。
アニメやゲーム内でゴールドシップと親交があるメンバーが選ばれている印象です。
映画などの他メディアと連動もしているようで、他ウマ娘が唐突に登場したときは「界隈で何かあったんだな」なんて予想できたりもします(笑)
子供になっても勝負師「ナカヤマフェスタ」

ゴールドシップと関連が強いウマ娘のひとりが「ナカヤマフェスタ」です。
実馬が同父とのことで波長が合う様子。
ゴールドシップが提案する謎ゲームにさえ積極的に参加する胆力を持ち合わせた、勝負事が大好きなキャラになっています。
ピスゴルにおいては他園との交流会で初登場。
ゴールドシップとの勝負に敗北し、身ぐるみ剝がされてトイレ掃除のペナルティを課せられます。

「ナカヤマちゃ~~~~ん!!」
その後は仲良くなったのか、河川敷で一緒に基地を作って遊んでいるエピソードが描かれました。
年相応でかわいいですね。
ドット絵の説明

この作品はピスゴル第11話にて
- ゴールドシップとのあっち向いてホイ勝負に敗れたナカヤマフェスタが
- 身ぐるみ剝がされてトイレ掃除をしている
シーンを再現したドット絵です。
2つをひとつにまとめた形ですね。
靴まで取られて便所サンダルに履き替えているナカヤマフェスタがいい味を出していました。
LOSEの文字はゲームのオマージュ

LOSEのフォントに既視感を覚えた方がいるのではないでしょうか。
この文字はウマ娘ゲーム内コンテンツである「チーム競技場」の敗北から取っています。
一応ゲームをプレイしている身ですので組み込んでみました。
ちなみに私はチャンミA決勝が目標くらいのゆるいプレイヤーですが、ナカヤマフェスタがプラチナを取ってくれたことがあります。
今回はその意味で「感謝のドット絵」といえるでしょう。
スピゴルのゴールドシップならやっぱりスモック

あっち向いてホイ勝負の時、実はゴールドシップはスモックを着ていません。
怪しいスーツ姿でした。
ギャグ漫画では定番の、場面によって服装や所持品が変わる演出ですね。
ただ、せっかくスピゴルを描くならやっぱりスモックを着せたい!
というわけでドット絵では服装を変更しています。
不採用になったドット絵をチェックしてみよう
今回のドット絵は小休止前、去年の6月頃には制作開始していたものです。
再開まで期間が空いたこともあって自分の中の完成イメージが変化し、最終的に使わないドット絵が出てしまいました。
一応は成果物ですので本記事で公開します。
ピスゴルのタイトルロゴ
当初はキャラクターではなく『ウマ娘 ピスピス☆スピスピゴルシちゃん』そのものにフォーカスしたドット絵にする予定だったため、タイトルロゴを作画していました。

計画を変更しなければこんな感じで使われたと思います。

今回のアニメーションはナカヤマフェスタの掃除モーションがメイン。
「どう見てもキャラクター(しかも主人公ではない)に焦点が当たっているのにタイトルロゴをいれるのもなあ……」と思い方針転換しました。
※休止中にナカヤマフェスタでチャンミプラチナを取れたことも要因です。
具体的にはLOSEの文字を新たに作画。

タイトルロゴと差し替えて使用しました。
あっち向いてホイの画像と合わさってドット絵内の状況を説明する効果も狙っています。
モツ煮を食べるゴールドシップ
漫画を表すドット絵ならば主人公を目立たせるべきと考えて、ゴールドシップのバストアップを準備していました。

モツ煮を食べながら敗者(ナカヤマフェスタ)を眺める構図です。
口をもぐもぐ動かすアニメーションを付けるつもりでした。
作品の主役変更に伴い、直接関係しないドット絵としてバッサリ削除。
使ったとしたらタイトルロゴと合わせてこんな感じでしょうか。

さすがにここまで配置すると画面がごちゃつきますね……。
ピスゴルはギャグで無茶できる分、各キャラクターの個性がより引き立っています。
メジロマックイーンなんて怒り過ぎてサイヤ人みたいなオーラ出てましたし、トウカイテイオーもゴールドシップに奇行で張り合っていました。
いずれもツッコミ役としての真面目さや負けず嫌いな性格が誇張されていて素晴らしいと思います。
ウマ娘のスピンオフ漫画は『週刊ヤングジャンプ』に連載されているシングレが有名ですが、ピスゴルなどの他タイトルはWEB連載で更新を追いやすいことが強みです。
シングレに比べて注目されていない印象があるため、私はピスゴルやスターブロッサムを特に応援しています。
今度はスターブロッサムも描くかなあ。
それでは今回はここまで。
次の記事でお会いしましょう。
