皆さま、本当にお待たせしました。
久しぶりの新作です。
今は描く習慣を取り戻そうと作業時間を少しずつ増やしている段階で、リハビリ期間といったところ。
前向きに捉えるなら変な癖が抜けた頃合いでしょうから、以前より上達するきっかけになればと考えています。
記事も肩肘張らずに書いていきますよー。
心霊写真風おまけシール付きチョコ菓子『超念写探偵団』から「ゆうぐ霊」

タイトル:『ゆうぐ霊』
制作時間:26.0時間
『超念写探偵団』はロッテから発売されたチョコレート菓子です。
ビックリマンが流行した時代に誕生した類似製品のひとつですが、これはちゃんとビックリマンシリーズにナンバリングされている商品とのこと。
最大の特徴は心霊写真風のおまけシールです。
手で温めると絵が浮き出る面白シール
『超念写探偵団』には「超念写シール」と呼ばれる二重構造のおまけシールが付いていました。
1枚目は心霊写真風になっていて、温感部分を温めると不気味な絵が浮き出てきます。

「何か良くないものがついているぞ!?」というフレーバーでしょうね。
そして心霊写真面をはがすと2枚目・幽霊の正体(イラスト)が現れる仕組み。
かなり凝った作りですよね。
当時の子供たちが下まで確認していたと想定すると、現在は完品を見つけるのが難しい一品かもしれません。
私も被ったシールの扱いは雑で、貼って遊んでいたくらいです。
ゆうぐ霊

「ゆうぐ霊」はくたびれたサラリーマンっぽい格好をしたカラスの幽霊です。
夕暮れとかけたダジャレネームですね。
おそらく帰宅中の疲れた会社員が元ネタだと思います。
日が暮れ始めた頃に現れる霊なのでしょうか。
ドット絵の説明

この作品は超念写シールの「ゆうぐ霊」をドット絵化したものです。
シールの二重構造をシーンチェンジで表現しました。
土台はシール1枚目の心霊写真。
帰り道を行く姉弟をしばらく眺めていると

温感部分(濃い黒色)にゆうぐ霊の影が写り込みます。

影が消えてしばらくすると実体が出現。

これはシール2枚目の正体イラストを表現しています。
心霊写真も動かしてみた
『超念写探偵団』のドット絵はこれまで2作品ほど描いてきました。
そのいずれにも当てはまるのは幽霊だけがアニメーションを搭載していた点です。
今回はシリーズ最新作としてより手の込んだ作品にしたかったため、写真内の人物にもアニメーションを追加してみました。

始まってすぐ動きがないドット絵は閲覧者の評価がどうにも低くなる傾向があります。
第一印象で退屈な作品と思われてしまうというのが私の考えです。
超念写シールドット絵の「幽霊が現れるまで変化がない」特徴はまさにその弱点を抱えていました。
この施策でうまくカバーできればいいのですが。
ゆうぐ霊の上着はコートなのか、スーツのジャケットなのか
描いていて気になったことがひとつ。
先の紹介で私はゆうぐ霊を「くたびれたサラリーマン」と表現しました。
このサラリーマンらしき格好をしたゆうぐ霊の上着はコートでしょうか、それともスーツでしょうか。

緑色はスーツのイメージからかけ離れるため私はコートと判断しました。
しかしキャラクター性を優先した派手なカラーリングだとするならスーツの可能性が否めません。
上着の下にワイシャツを着ているのを元イラストで確認済みです。
さえないリーマンを表現するためにヨレヨレのスーツを着せられているのだとしたら……。
現物のシールをお持ちの方、どう思いますか?
なおドット絵は背中しか見せない構図により、私の解釈が影響しない作りになっています。
2025年、最初の慣らしは超念写シールで!
2024年の後半から6カ月以上、ドット絵を描いていませんでした。
描く習慣を取り戻すこと、これが先決です。
腕が落ちている可能性まで考慮すると、最初に取り掛かる作品は難易度が低い方が望ましいでしょう。
白羽の矢が立った題材が超念写シールでした。
完成までの道のりが見えている
変なところで詰まりたくないなら「経験したもの」を選択するのがベストです。
経験値があれば難易度はおのずと下がりますし、心が折れそうになったとき成功体験が背中を押してくれることがままあります。
超念写シールのドット絵は2回の制作実績があり、手順や各工程の難易度もおおよそ把握済み。
必要な作画は
- 心霊写真
- 幽霊のキャラクター(アニメーション)
の2種類を想定します。

これ以上は作品をリッチにするための追加要素。
筆が乗っているならどんどん足せばよし、そうでなければさっさと切り上げて次に行ってもよし。
最低ラインが完成していればいつでも終えられるという余裕が精神的に楽をさせてくれます。
レタッチ、模写、元イラストからの作画、一通りをこなせる
制作しながら一通りの慣らしができるというのも題材選びの大きな理由でした。
まず、超念写シールはレタッチ・模写の側面が強い題材です。
スキャナで取り込んだ画像を手直ししつつ、細かいところは実物を見て模写というのが心霊写真の制作手順。

レタッチは作業難易度が低いため、ドットを置く感覚を取り戻すのにうってつけでした。
模写はMTGやシール系など私が描いた多くの作品で活用されている手法となります。
本格的な制作に入る前に少しでも触れられるのはありがたいです。
幽霊のキャラクター部分についてはイラストからドット絵を作画する作業になります。

二次創作における基本ですのでできないと話になりません。
超念写シールではアニメーションを含めても小規模に収まりますから、慣らしとして手ごろでした。
シリーズ最新作として新要素を加えやすい
慣らしの位置づけでも新作には違いありませんので、過去作よりすごいものにしたいと思うのは当然の欲求と思います。
現在の超念写シールのドット絵は
- 心霊写真
- 幽霊のキャラクター(アニメーション)
の2要素のみで構成されています。
アニメーションは幽霊にしか付けていません。
つまり何かひとつ足すだけでシリーズ内で一歩先を行く作品になり得るのです。
今回は心霊写真にアニメーションを追加。

これにより
- 心霊写真(アニメーション)
- 幽霊のキャラクター(アニメーション)
と、少し豪華な構成になりました。
肩慣らしをしつつシリーズ最新作にふさわしいドット絵を作れたのではないでしょうか。
2025年最初のドット絵はいかがでしたか?
制作ペースがまだ安定しないので、いくつか作りだめできるまでは各種SNSへの投稿を控えることにします。
復活したと見せかけてすぐ沈黙するのは恥ずかしいですからね。
ブログが常に最新という方針はこれまで通りです。
私の活動状況および生存の確認をしたい場合、ぜひまた本ブログにお越しください。
それでは今回はここまで。
次の記事でお会いしましょう。
