おめでとうございます!
『千年戦争アイギス』が12周年を迎えました。
ここまでの長寿ブラウザゲームは、そうそう見つからないのではないでしょうか。
私は2016年のイベント『付与魔術師と妖魔の女王』からのプレイヤーなので、もうすぐ10年選手です。
王子業も気付けば長く続いたものですね。
という前置きから分かる通り、今回は千年戦争アイギスのドット絵です。
本当は周年前に完成させたかったのですが、どうしてもサボり癖が顔を出しまして……ね?
周年のお祝いは推しで!「白き浜辺の剣士ヴァイス」

タイトル:『白き浜辺の剣士ヴァイス』
制作時間:29.4時間
11月に『千年戦争アイギス』がリリースから12周年を迎えました。
ここまで続くとユニット数もとんでもない規模で、「国内ゲームタイトルの中でドットイラストのキャラ数がナンバーワン」に認定もされたそう。(パチパチ!)
周年キャンペーンも大盛り上がりの中、現在は10連チケットが100日間配布される=ガチャ1000連の大盤振る舞い中です。
出現ユニットがやや古めとはいえ、いまでも活躍できるキャラが多く、戦力を整えるチャンスとなっています。
水着がヤバいぞ!「白き浜辺の剣士ヴァイス」

「ヴァイス」はレアリティ・プラチナのソードマスター。
通常版とは別に、夏仕様の「白き浜辺の剣士ヴァイス」が存在します。
千年戦争アイギスは大人のゲームなので、大胆な服装のキャラがそもそも多いわけですが……
ヴァイスの水着もヤバい!!
限界を攻めたデザインで、対魔忍かと思いました。
ぜひ検索してみてね。
さて、このキャラ、今回の配布チケットからは出現しません。
通常版は限定ガチャ、夏バージョンはイベント入手のみ。
ではなぜ描いたのかというと……好きなキャラだからです。
記念日は推しで祝いたいじゃないですか。
ソードマスター自体は長いこと不遇クラスでした。
しかし、最近実装された新ユニットはかなり強力とのこと。
ヴァイスが黒化した暁には、性能面の大幅強化をぜひ……
運営さん、頼みましたよ!
ヴァイスを引き立たせろ!海の作画に光の輝きを!

今回の作品は「白き浜辺の剣士ヴァイス」のキャラクタードット絵です。
サーフボードの上でゆっくり波に揺られる姿を、覚醒イラストをベースに制作しました。
背景の海は南国のリゾート地をイメージしています。
なお、私はスポーツが壊滅的で、サーフィン経験もゼロ。
板の上に寝そべって波に乗れるのか?
ツッコミなしでお願いします。
海面の反射光表現
近年はツールやエフェクトを活用したリッチな表現が増え、水面の演出は特に進化していますよね。
ため息が出るほど美しいドット絵も多く、見ていると刺激されます。
私は今のところアートまでは踏み込まず、いったん手描きオンリーで、レトロと呼ばれて差し支えない作品を作っている段階です。
しかしせめて光の輝きくらいは表現したいと思い、挑戦してみました。
まず水中の表現として、ゆらゆら動くこんにゃくのようなハイライトを描き込みました。

屈折して水中に差し込む光の固まりのイメージです。
次に水面の光。
私がよく使うキラキラエフェクトを反射光として配置しています。

水面が寒色なので、暖色の光を差しこむことで「太陽のあたたかさ」を演出する狙いです。
RPGツクールで学んだ知識を生かした海の作画メモ
先に反射光についてのみ触れましたが、海の作画プロセスそのものについてもまとめておきます。
前提として、今は亡きサイト「ツクールWeb」の講座で学んだ知識が土台になっています。
もう講座を閲覧できないため、過去の記憶と当時の感覚を頼りに再現している部分があります。
当時の内容から変わってしまっているかもしれませんが、ご容赦ください。
基本は「水面」と「水中」の二層構造
透明度の高い水場は「水面」と「水中」の2層に分けて考えるのを基本にしています。
それぞれの層に欲しい要素を選んで描き込みます。
- 水面 → 波/反射光/汚れた水ならゴミ など
- 水中 → 波の影/屈折光/深み/浅い水場なら地面 など
今回は
水面=波 / 水中=深み
を採用しました。

そして2つを重ね合わせたものが基礎形になります。

ここまでがツクールWebで学んだ内容です。
ただこれ、マップチップ向けの講座だったんですよね。
今回のドット絵のサイズなら情報をもっと足せるはず。
リゾート感を出すため、太陽光を取り入れてみました。
光の要素で情報量アップ
リゾートの海といえば、エメラルドグリーン。
そして「降り注ぐ日差し」も欠かせない要素です。
本来は海面の凹凸に沿って反射光を細かく入れるのが理想ですが、完全手作業ではかなり厳しいのが現実でしょう。
そこで今回は、簡易的な反射光+屈折光で対応しました。
海面の反射光
星やアクセントの表現によく使うキラキラエフェクトを反射光として採用しています。

本来は面で光るとは思うのですが、水中と区別するため点の輝きに。
海が寒色寄りなので、画面を温めるために暖色にしています。
水中の屈折光
悩んだのが水中。
大部分の太陽光は透過して水中を照らしていると想定し、大きめの固まりで表現しました。

マントに重なる部分を赤系にしているのがポイントで、生地に反射しているイメージです。
作成した2つを合成するとこうなります。

かなり単純化した表現ですが、表現したいものを分かっていただけるのではと思います。
リアルもデフォルメもそれぞれに味があるのが、ドット絵の奥深さですよね。
12月中にPCを新調するつもりです。
自作に向けてスペックを検討しつつ、パーツを買い集めていました。
一度やってみたかったんですよね。
最近はメモリをはじめ各パーツの値上がりがひどい状態ですが、間に合ってよかったです。
ただ、初めての経験なのでセットアップにもたついて、今回が2025年最後の投稿になってしまうかもしれません。
今年は夏のホラー企画をやり遂げたあと一気に気が抜けてしまい、全体的に作品数が伸びなかったのが反省点です。
来年はもう少し制作ペースを戻せたらと思っています。
引き続き気ままにやっていきますので、どうぞよろしくお願いします。


