ドット絵

【MoE】当時やり込んだオンラインゲームから「ゴーレム」のドット絵

皆さんはMMORPGをプレイしたことがありますか?

最近はソーシャルゲームに取って代わられてしまった感がありますよね。

私自身も最近は全くプレイしておらず、新作が出ているのかさえ知りません。

ただ、当時やり込んでいたゲームはあります。

その名も『Master of Epic』(略称はMoE)。

ゲームとしての面白さはもちろん、モンスターの造形も魅力的なゲームでした。

今回はそんなMoEのキャラクターを、昔を思い出しながらドット絵にしました。

どうぞ見ていってください。

MMORPG『Master of Epic』に登場するモンスター「ゴーレム」のドット絵

『金属ゴーレム』

タイトル:『金属ゴーレム』

制作時間:17.1時間

「ゴーレム」はMMORPG『Master of Epic』に登場するモンスター。

石と金属の2タイプ存在します。

石・金属の中でもさらに素材が分かれており、鉄製や金製、果てはオリハルコン製さえいました。

ゲームをプレイしている方は、なんでこいつを選んだのか疑問に思われたでしょう。

当時から造形が気に入っていたモンスターであり、狩りの対象としてなじみがあったからです。

「錬金の森」というアイテム合成のようなコンテンツがありまして、ゴーレムは素材として利用できる宝石やコインを落とします。

他の人気狩場と比べると稼ぎがマイルドなかわりに空いていたので、よく使用していました。

あと、普通にかわいいです。

ドット絵『金属ゴーレム』について

ドット絵『金属ゴーレム』の静止画

素材が異なる金属タイプのゴーレムを並べたドット絵です。

左上から順番に動きます。

動作はゲーム中の攻撃モーションに倣ったもの。

ドット絵では比較対象がないので分かりませんがゴーレムは全般的にサイズが大きいので、足元にいるプレイヤーを殴りつける形になります。

右下はMoEの起動アイコンです。

公式サイトでも使われているのでシンボルマークなのでしょうか?

重要アイテムノアピースもありますし。

ゴーレムのカラーバリエーション

ゴーレムは素材によって色が異なります。

ドット絵でも全バリエーションを揃えました。

高位のゴーレムはダンジョンの奥深くに生息しているため到達したことがなく、ひょっとすると見落としたカラーリングがあるかもしれません。

具体的にはボスの周りを固めている連中です。

カッパー ゴーレム

カッパーゴーレムのドット絵

金属ゴーレムの中で一番の格下。

正規ルート外に配置されているので、他ゴーレムより遭遇率が低い人が大半ではないでしょうか。

ブロンズ ゴーレム

ブロンズゴーレムのドット絵

金属ゴーレムの中では低位。

中ボスと一緒に配置されているので、ぬるま湯ソロプレイだと相手にすることがほぼありませんでした。

おそらくですがボス周りのゴーレムを弱めにしてバランスを取っていたのだと思います。

ブラッド ゴーレム

ブラッドゴーレムのドット絵

ゴーレムが生息するダンジョンの中ボス的な存在。

そのせいか金属名ではなく「ブラッド」と名がつく特殊な扱いになっています。

ゴーレムにはペットとして使役できるタイプがいまして、そっちだと赤色はオリハルコン製。

よってドット絵ではオリハルコンポジションとして描きました。

アイアン ゴーレム

アイアンゴーレムのドット絵

最も遭遇するであろう金属ゴーレム。

道中に配置されているので嫌でも目に付くでしょう。

ゴーレムの強さを計る上で基準になる一体。

ガーディアン

ガーディアンのドット絵

ダンジョン深層におけるアイアンゴーレムポジション。

銀鉱石を落とすので銀製と思われます。

このランクになると硬すぎて、さすがに狩りの対象にはなりませんでした。

ゴールデン ガーディアン

ゴールデンガーディアンのドット絵

上位鉱石製のゴーレムは下位素材のゴーレムと入れ替わりでランダム生成されます。

ガーディアンの代わりに配置されることがあるのが、ゴールデンガーディアン。

ガーディアンが狩り対象にならない理由の一つは、しばしばゴールデンガーディアンが沸くためでしょう。

ガーディアンより強いゴーレムを相手にするのは稼ぐ上で非効率です。

ミスリル ガーディアン

ミスリルガーディアンのドット絵

ガーディアンの代わりにランダム生成されるゴーレム、だと思います。

私は遠巻きに眺めたことしかありません(笑)。

このレベルになるとちゃんとした構成で挑まないと返り討ちに合う可能性があります。

こだわりポイント

MoEでは、登場するモンスターのサイズに個体差があります。

ガーディアンの方がブロンズゴーレムより大きい傾向にあり、ガーディアンも個体ごとにサイズのぶれがある、という具合ですね。

このシステムをドット絵で再現しようと思い、3パターンのサイズでゴーレムを作画しました。

ゴーレムのサイズパターン

ちなみに、ゴーレム同士のサイズ比は必ずしもゲームと一致していません。

貴重金属製のゴーレムはサイズを小さめに、という考え方で描いています。

MoEは3Dモデルの拡大・縮小でサイズを変更しているわけですが、ドット絵だとそうはいきません。

小数点刻みで倍率を変更しようものならドットの配置が崩れます。

必ず手直しが必要です。

サイズ違いのドット絵制作については後半記事で触れることにします。

サイズ違いのドット絵を制作するのは縮小がベターか

ドット絵はサイズを気軽に変更できません。

拡大や縮小を行うと解像度の低さが目立ったりドットの配置が崩れたりします。

ドット絵『金属ゴーレム』ではサイズ違いのゴーレムが必要でした。

ゴーレムのサイズパターン

サイズ違いのドット絵を作るにあたって全て描きおろすのは手間がかかります。

MoEでは3Dモデルの拡大・縮小でサイズ差を表現していることを考えると、ドット絵でも同じ方法を選びたいと思いました。

そこで今回は、ドット絵の倍率を変更後に手直しする方針で作画を進めました。

この記事には作業の工夫点を記録しておきます。

参考程度に見ていただけると幸いです。

最大サイズをベースとして作画

ドット絵を拡大・縮小してサイズ違いを作る場合、最初の一枚の大きさが重要です。

最初のドット絵を起点にして作業を進めていくからです。

直感に従うなら1枚目はちょうど真ん中のサイズから描き始めてしまうでしょう。

拡大・縮小どちらにでも対応しやすいですからね。

中間サイズを起点にサイズ違いを作る画像

しかし私は、最大サイズを基準にするのが良いのではと考えました

つまり拡大はせず、ドット絵を縮小だけしてサイズ違いを作っていきます。

最大サイズを起点にサイズ違いを作る画像

後工程において

  • 作業量が減る。
  • 迷いがなくなる。

という2つのメリットがあると想定できたからです。

それぞれ説明します。

作業量が減る

ドット絵の倍率を変更するとドットの配置が崩れてしまうので、手直しが必要です。

仮にベースのドット絵を拡大して大きいサイズのドット絵を作るとしましょう。

ベースから大きいサイズを作る画像

拡大後のドット絵は面積が大きくなりますよね。

当然、ドットが崩れた状態で。

崩れた個所も大きくなった画像が出来上がるので、手直しの作業量も増加するわけです

ベースのドット絵が最大サイズならば、縮小でサイズ違いを作っていく流れになります。

最大サイズを起点にサイズ違いを作る画像

縮小後はドットが崩れた範囲も小さいので、作業量がおのずと減ります。

迷いがなくなる

ドット絵を拡大すると面積が元より大きくなるのは先に述べた通り。

面積が増えるということは、拡大前のドット絵で表現できなかったディティールを描き込む余裕ができるということです。

ドット絵『金属ゴーレム』ならひび割れや光沢を追加できるかもしれません。

拡大後の画像を見て「もっと描き込みを増やすべきだろうか」と悩むことになります。

サイズ違いを量産する単純作業に入ったにも関わらず新しい描き込みをしなければいけない状況は、結構手が止まります。

ベースのドット絵が最大サイズならば、ディティールの描き込みはすでに最大値。

縮小後は余分なドットを削除したりディティールを省く方向で修正するので、迷いなく作業できます。

縮小したドット絵の修正はドット整理程度

ベースのドット絵を最大サイズで描きました。

ベースとなるサイズのドット絵

ここからはサイズ違いのドット絵を作っていきます。

ツールの機能を使って縮小側で倍率を変更。

ドット絵『金属ゴーレム』ではベースのドット絵をそれぞれ0.9倍、0.8倍に縮小し、サイズのバリエーションを増やしました。

0.8倍に縮小した直後の画像はこちら。

0.8倍で縮小した画像

ドットがガタガタになっているので手直しします。

修正前後のドット絵

全体的に修正しているので手間がかかっているように見えますが、基本的には乱れたドットの並びを整理するだけ。

頭をほとんど使わない単純作業です。

0.9倍の方も同様。

サイズ違いを並べたドット絵

並べて見るといい感じにサイズだけ違うようなドット絵になりました。

同じキャラクターのサイズ違いを作るのは普段やらないので新鮮でした。

ベースになるドット絵のサイズを決めたのがうまくはまった印象です。

通常、ドット絵では解像度にフォーカスを当てることが多いですね。

例えば、RPG風歩行グラ、格闘ゲーム風グラ、顔のみアップにしたアイコンを三点セットにした作品、などです。

解像度の違いによる表現範囲を示す作品、と言うのでしょうか。

機会があれば挑戦したいです。

最後はいつも通り等倍のドット絵でお別れしましょう。

それでは、また次の記事で!

『金属ゴーレム』等倍

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