今回はDMM GAMESから配信されているタワーディフェンスゲーム『モンスター娘TD ~ボクは絶海の孤島でモン娘たちに溺愛されて困っています~』のドット絵を制作しました。
さすがにタイトルが長いので以降は「モンスター娘TD」の略称で呼ばせていただきます。
タワーディフェンスゲームといえば、姉妹ゲームである『御城プロジェクト:RE』が障害で集中治療室送りに。
月曜日にメンテナンス終了予定とのこと。
元気になって戻ってくるといいですね。
本ブログでは千年戦争アイギス・城プロ・モンスター娘TDのタワーディフェンス3タイトル全てを応援しています。
『モンスター娘TD』から、関西弁の耐久型ウォリアー「オキュー」のドット絵
タイトル:『絶対に釣られないオキュー』
制作時間:30.8時間
「オキュー」はクラーケンを擬人化したキャラクター。
関西弁で商魂たくましく、たこ焼き屋を営んでいるというコテコテのステレオタイプ。
槍装備のウォリアークラスとしてゲームに実装されています。
コスト稼ぎのほか、触手トークンにダメージを肩代わりさせる防御面のサポートをこなします。
超TD祭りコラボ時にピックアップされていたキャラクターでバナーや他ゲームに登場していたため、見覚えのある方も多いことでしょう。
私はコラボ期間にモンスター娘TDを開始してガチャを引いたものの、天井までオキューが来ませんでした。
ビビ神……お前も、そうなのか?
余談ですが私がプレイしているゲームで成績が悪いのは圧倒的に千狐です。
ドット絵の説明
本ドット絵はモンスター娘TDにおけるガチャ演出のパロディとなっております。
最高レアリティがかかったまではいいものの、肝心のオキューが負けん気を発揮して中々釣り上げられないという、すり抜けばかりだったガチャ体験に基づいた作品にしました。
オキューは海産物なので釣りによる召喚が癪に障るのかもしれません。
レインボー背景
ガチャで最高レアリティが当たると背景が虹色に変化する演出が入ります。
ドット絵でもオキューがヒットして激熱展開!
……なのですが、オキューに粘られているし果たして釣れるのか?
コマ数の都合で虹色を青・緑・黄・赤の4色に絞りました。
虹と聞くと日本人は7色を想像しがちですが、色数の認識は国によって異なるそうです。
4色の国、インドネシアなどでは青・緑・黄・赤で分けているとか。
こうしてドット絵にしてみると7色でなくても確かに虹色と認識できますね。
オキューの複眼
タコの目って、長方形のような独特の形をしていますよね。
クラーケン娘であるオキューも目に特徴があって、タコっぽい瞳孔を持つことはもちろん、実は顔の横によりタコに近い形状の4つの複眼(?)が備わっています。
イラストでは感情に合わせて色や形を変える様子も。
怒ると赤くつり上がり、悲しいと青く涙を浮かべるようです。
半透明でエフェクト感のあるこの複眼が作画においてくせ者で、描き込むと変に立体感が出てしまうのが難点でした。
そこで「エフェクトっぽさ」に注目。
開き直ってエフェクトとして描くことにしました。
まずは色・形だけで複眼の表情を再現。
続いて点滅させることでキャラクター本体と異なる素材感を強調しています。
ベタ塗りなのも手抜きではなく工夫箇所。
本来は複眼に瞳孔が存在するのですが、瞳孔なしのコミカルな表情でキャラクターを作画したことを踏まえて複眼もそのように統一しました。
複眼のサイズ内に何かを描き込むと汚く見えがちなので、難易度も下がって一石二鳥です。
今年はパースを取り入れたドット絵を意欲的に!
私はイラストが得意ではありません。
絵を描く上で基礎的な知識が不足している状態なので、ドット絵を制作しながら身につけていこうという思惑があります。
直近の目標は何といってもパースの導入。
これまではパースが効いたドット絵の制作は(精神的に)余裕がある時まで先送りしていました。
今年はパースありのドット絵にも臆さずに挑戦し、経験を重ねていくつもりです。
ここでは制作したオキューのドット絵のパースについて振り返りを実施してみます。
アイレベル
オキューの制作でとりあえず注意を払った点はアイレベルです。
いきなりたくさんの要素を身につけようとしてもパンクするので、まずはアイレベルに慣れて自然に使えるようになるところから。
オキューのドット絵ではアイレベルを手すりの高さに設定しました。
アイレベルより上側にあるオブジェクトは裏面が見え、下側にあるオブジェクトは表面が見える。
とにかくそこだけに集中しました。
アイレベルから離れるほど角度がつき、目視できる表面の範囲(赤色)が増えるようにしています。
加減については今後の課題ですね。
オブジェクトのサイズ
さすがの私もこれは理解はしているので今更感があるのですが、一応。
近くのオブジェクトは大きく、遠くのオブジェクトは小さく描くという原則に従います。
例えば手すりを支える支柱は奥の方が小さいですし、床のタイルも奥に行くほど小さく・細くしました。
ドット絵らしい要素といえば明暗。
「奥のものを暗くする定石」に沿って、一番奥の手すり(赤枠個所)を暗色で塗り潰しています。
手すり自体の太さは変えていないのがポイントです。
ドット絵の解像度下では1ドット削ると過小になる問題が発生するため、サイズ変更以外の方法で小さく見せるテクニックが必要になってきます。
消失点
消失点については簡単そうな「一点透視図法」を採用したいと思いつつ、実はほとんど考慮しませんでした。
というのもオキューの背景はゲーム中のガチャ画面を参考にしており、大体を真似できたからです。
ゲームだと「二点透視図法」視点になるのかな?
残念なことに今の私では消失点を見つけられませんでした。
ドット絵の背景に不備があったなら、全て私の技量の低さによるものです。
奥行きを描くために消失点に向かってパース線を引くというのは知っているのですが、線なんていくらでも引けるので選定基準がさっぱり分かりません。
透視図法の感覚も早めにつかんでいきたいですね。
上達していく気概はあるので、ぜひ温かい目で見てやってください。
それでは今回はここまで。
次の記事でお会いしましょう。
……ところでモン娘のクエスト100回完了系ミッション、期限がいつも短すぎませんか?