今回取り上げるのは『Stardew Valley(スターデューバレー)』です。

積み重ねていくタイプのゲームは大好きで、ずっと遊びたいと思っていました。

そして先日、ひと通りの要素をやり切って「パーフェクション」を達成!

本当はトロコンを狙いたかったのですが、プレーリーキングという鬼畜コンテンツにぶつかって断念しました(涙)

トロコンは逃しましたが、ファンアートはしっかり描いてきましたよ。

ぜひ見ていってください。

ペリカンタウンで過ごすスローライフゲーム『Stardew Valley』

『ルイス町長』

タイトル:『ルイス町長』

制作時間:15.6時間

『Stardew Valley』は、祖父から受け継いだ牧場を経営する農場シミュレーションゲームです。

草木の生い茂る土地を開墾し、作物や家畜を育てながら牧場の発展を目指します。

牧場の近くにはペリカンタウンがあり、住民たちとの交流も可能です。

独身の住民とは恋愛や結婚もできますよ。

一方で町は、大企業の進出によってかつての姿が失われつつあります。

プレイヤーの選択が、住民たちの未来に影響を与えるかもしれません。

偉くなると考えることがたくさん!ペリカンタウンの「ルイス町長」

ルイス町長のドット絵

ペリカンタウンの町長が「ルイス」です。

プレイヤーの移住に際し挨拶に来てくれ、その後も谷の生活についていろいろと教えてくれます。

年配で落ち着いた印象なのですが、交流を深めるうちに意外と悩みや隠し事の多い人物だと分かってきます。

公民館の行く末

公民館のドット絵

ペリカンタウンには老朽化により使われなくなった公民館が存在します。

町の象徴として公民館を残したい気持ちと、財源確保のため大企業へ売却する現実的な判断との間で揺れるルイス。

作中では、町長として理想と現実の板挟みになっている様子がうかがえます。

愛しのマーニー

マーニーのドット絵

牧場に住むマーニーとルイス町長は秘密の恋愛関係にあります。

町長としての立場から、公に交際できないとのこと。

マーニーの方はもっとオープンにしたい様子で、温度差が見え隠れします。

二人の関係がどうなっていくのか、気になりますね。

トラブルを運んでいないか?幸運の紫パンツ

紫パンツのドット絵

ゲームを進めていくと町長からとんでもない依頼を受けます。

なくしてしまった幸運の紫パンツを探してほしいとのこと。

プレイヤーを頼って相談することを決めたそうですが、人に話すのは相当悩んだでしょうね……。

そもそもラッキーアイテムがパン(略)

秘密プロジェクトの象徴?自分をかたどった黄金像

黄金像のドット絵

町長の家の裏には隠しアイテムの「ルイスの黄金像」があります。

像を町中に放置すると、プレイヤーには差出人不明の手紙が。

裏で進めているプロジェクトに関係するものらしく、手紙には他言無用と書かれています。

明言はされていませんが、差出人はおそらくルイスでしょう。

これもまた、彼が抱える秘密のひとつです。

ドット絵で描く、ルイス町長の脳内事情

『ルイス町長』静止画

今回のドット絵は『Stardew Valley』のファンアートです。

第一印象よりもずっと個性的だった「ルイス町長」にフォーカスしました。

ゲームを進めるにつれて、公民館への想い、マーニーとの関係、なくした紫パンツ、そして謎の黄金像など、さまざまな悩みや秘密が見えてきます。

そんなルイスの頭の中をのぞいてみるようなイメージで、彼の関心事が表示される「脳内メーカー」風の演出にしてみました。

脳内メーカー風ルイス

考え事が多い町長の頭の中を映し出すというコンセプトです。

ルイスの頭を占める4つのテーマが順番に切り替わっていきます。

  • 公民館の扱い
  • マーニーとの関係
  • なくした紫パンツ
  • 黄金像のプロジェクト
テーマ一覧

ルイスを象徴するエピソードを詰め込みつつ、コミカルな雰囲気になるよう意識して仕上げました。

『Stardew Valley』は、当初のイメージ以上に各キャラクターのバックストーリーがしっかり作り込まれています。

ただ、今回は重い部分を強調するのではなく、作品全体のほのぼのした雰囲気が伝わるよう意識しました。

紫パンツとスタードロップ

ゲーム内アイコンの紫パンツは「紫色の生地に薄紫のドット」で表現されています。

私はこれを見て、「低解像度のゲームだからそう作画されているだけで、実際はスタードロップ柄なのかもしれない」と想像しました。

舞台となる谷には、スタードロップという特別なフルーツが存在します。

スタードロップフルーツのドット絵

幸運のパンツですし、ゲン担ぎになるような柄が入っていてもおかしくない気がします。

ゲーム内より大きく描けることもあり、スタードロップの星柄に改変しました。

紫パンツのドット絵

ルイスは考える人

ルイスの黄金像は「考える人」のパロディにしました。

「像」と聞いて真っ先に思い浮かぶモチーフのひとつですし、今回のドット絵のテーマや、ルイス町長がプロジェクトについて思案している姿にも重なります。

考える人をオマージュした黄金像のドット絵

各シーンの背景はゲーム内壁紙をオマージュ

シーンごとに異なる壁紙を選び、テーマに合わせてアレンジしています。

スタードロップ背景は色までガラッと変えてしまいましたが、ゲームをやり込んだ方なら、元になった壁紙に気付いてもらえるかもしれません。

壁紙モチーフの背景画像

制作メモ:EDGE2のページ機能を手放せない理由

先日、私が長年使っているドット絵エディタ『EDGE2』の後継ソフト『Edge3』がリリースされました。

現在は早期アクセス版で、ユーザーの要望を取り込みながら機能追加が進められています。

私も早く移行したいところなのですが、愛用している「ページ機能」が現時点では未実装です。

今回の作品でもガッツリ使っている機能なので、その魅力を制作メモとして残しておこうと思います。

頼む、実装されてくれ!!

ページ機能とは

EDGE2におけるページ機能は「画像をページという単位で管理する機能」といえます。

ノートのように切り替えてページを編集でき、各ページは個別のレイヤを持っています。

パラパラアニメのようにページを順番に再生する「ページアニメーション」にも対応。

他のドット絵エディタでいうフレームに近い機能と考えると分かりやすいかもしれません。

ここで重要なのは、EDGE2ではドット絵をページ単位で管理し、それらを1つのファイル内にまとめて保持できることです。

EDGE2のページ管理UI

アニメーション用途に留まらない、ページの活用

他ツールにおけるフレームだと説明したように、本来はアニメーション用のコマを作画するための機能だと思います。

しかしこのページ機能には、

  • ページごとにキャンバスサイズを設定可能
  • パレットを全ページで共有

という仕様があり、単なる作画領域を超えた活用が可能なのです。

私は主に、一つの作品内で使う画像、いわばアセットの管理単位として運用しています。

アセット管理としての運用

アセット管理単位とはどういうことか、今回のルイス町長のドット絵を用いて説明しましょう。

まずは以下の見本をご覧ください。

完成図(アニメーション)

この画像は大きく分けて以下の3要素で構成されています。

①ルイスの横顔(100px × 120px)

ルイスの横顔のドット絵

②鳥(24px × 24px、アニメーション用)

鳥のドット絵(アニメーション用)

③背景(100px × 120px)

背景のドット絵

一枚絵やアニメーション素材という具合に、それぞれが独立したドット絵として成り立っていますよね。

一つの作品で使うドット絵を、素材ごとに整理して保持できるのがページ機能なのです。

ページ機能を用いたアセット管理のイメージ図

キャプチャアニメーションと組み合わせて真価を発揮

ドット絵をページで管理する利点についても紹介しましょう。

答えはEDGE2に搭載されている「キャプチャアニメーション」「キャプチャグループアニメーション」機能にあります。

この機能では、ファイル内の画像を参照しながら組み合わせて、アニメーションのコマを構築できます。

キャプチャグループアニメーションの画面

私はもっぱら、この手法で作品を仕上げています。

この方式の最大の利点は、参照する画像への修正が、関連する全てのコマへ反映されることです。

見本アニメーションを見ると、鳥以外は静止画を配置していますよね。

見本ドット絵(アニメーション)

背景に修正を加えるケースを考えてみてください。

もし画像をそのまま使ってアニメーションを構築していたら、全コマの背景に同じ修正をしなければなりません。

キャプチャアニメーションで構築しておけば、元画像1枚の修正がアニメーション全コマに即反映されます。

鳥の側も考えてみましょう。

同じ鳥が2羽飛んでいますよね。

背景の鳥(アニメーション)

鳥の外見を変えたくなったらどうでしょうか。

画像をそのままアニメーションさせていたなら、2羽分の修正が必要になってしまいます。

キャプチャアニメーションの場合、同じ画像を参照し、位置を変えて配置しているだけ。

キャプチャグループアニメーションの画面

元画像を修正すれば、2羽に反映されます。

さて、ここでページの話に戻ります。

EDGE2でアニメーション用のパーツを自由に参照できることは、キャプチャアニメーションで説明した通りです。

キャプチャアニメーションを使用する前提ならば、参照元が整然と分類されている方が管理しやすいですよね。

キャラクター中心の作品を作るなら人物関連の素材をまとめておきたいですし、アニメーション用と静止画とで隔離しておきたいことだってあります。

ページ機能はEDGEの優れたアニメーション機能をフル活用するための、重要な管理機能なのです!

Edge3がリリースされたため、EDGE2を使用したドット絵は今回で最後にする予定でした。

しかしページ機能未実装ということもあり、当分はEDGE2/Edge3の両輪で制作を進めていくことになりそうです。

新ツールにも早く慣れたいので、ページ機能なしで対応できそうな作品に限ってEdge3オンリーで挑戦してみるつもりです。

それでは今回はここまで。

次の記事でお会いしましょう。

『ルイス町長』等倍